A-Shin レポート
ベルフォアワークショップ見学会
新年ひとつめの行事として、ベルフォア社の見学会がありました。
ベルフォア社と名前を聞いて、何を行う会社なのかすぐお分かりになる方は、まだまだ少ないと思います。ベルフォア社とは、災害時に早期復旧支援をする会社です。
ところでその、早期復旧支援とは何なのかと申しますと、火災や水災事故によってお客様の建物や設備什器が損害を受けた場合、通常は新品の再購入、あるいは部品を取り寄せての交換修理と対処するのが一般的だと思います。しかしベルフォア社は、物理的損害がなく、汚染のみの建物や設備什器に対して、独自の技術で汚染除去を行います。それによって被災されたお客様の事業活動再開を大幅に早めます。統計によると、新品交換と比較した場合、約15%~40%の時間で復旧を可能にするとのことです。当然ながら、火災で燃えてしまった物を復旧することはできませんが、煙や煤、あるいは消火剤、放水によって汚染されただけの建物設備は充分に汚染除去で再開が可能になるというわけです。
もともとベルフォア社は、ドイツ発祥の世界最大の災害復旧専門会社であり、日本では東京海上日動社が業務提携し、ベルフォアジャパンを設立してサービスの提供を行っております。東日本大震災でも復旧支援を行ったとのことでした。
ベルフォア社の基本的理念はドイツ人ならではの、良い物を修理して永く使う、ということでした。災害時に限らず、物にあふれる現在の私たちにも当てはまる言葉かなと実感しました。
2013年1月27日
カテゴリー:A-Shin レポートタグ:災害 早期復旧