A-Shin レポート
業信会セミナー
春がそこまで来ています。
気がつくともう三月。桜の花がもうすぐですね。そうやって自然界は確実に巡っていますが、私たちの肉体も巡っていると実感しました。先日、私が所属する業信会で糖尿病のセミナーを開催しました。糖尿病がどういうものであるのかをはっきり知るセミナーでした。
まず、糖尿病で何となく耳にしていたインスリンですが、インスリンが血液中の糖分を取り込むという事なのです。そして糖が私たちのエネルギーとなるわけです。しかしそのインスリンの分泌量が私たち日本人は欧米人に比べると、その量が圧倒的に少ないそうです。数値にすると10対3ぐらい。そういう体質でありながら欧米風の食事だけを続けていたら、つまり、取り込めなくて血糖値が上がるのは当然です。やっぱりそれが糖尿病の増加という結果なのだと思いました。
又、糖尿病と運動との関係ですが、運動はインスリンを使わずに血糖を取り込むことだと解説され、初めてそれに気がつきました。
しかし、何と言っても怖いのは、合併症なのですね。神経障害、網膜症、人工透析と知れば知るほど病名がたくさんそこに出てきます。糖尿病ということだけでは自覚症状みたいなものがほとんどなく、それ故合併症に進んでしまう事実も知らされ、衝撃的なセミナーでした。
毎年春を迎えるという事は、確実に肉体も巡っているという事ですね。
2013年3月1日
カテゴリー:A-Shin レポートタグ:糖尿病 インスリン 合併症