自転車事故が急増してます
皆さんもご承知の通り近年、自転車による事故が多発してきています。
自転車の事故というと、車との接触事故や自転車同士の事故を思い浮かべますが、最近で特に多いのが自転車対歩行者のような、歩行者に対する事故が増えてきています。
警察庁の統計を調べますと、自転車が関係する交通事故は増加傾向にあるようです。
自転車乗用中の死傷者数は、平成17年度で18万5532人、自転車と歩行者の交通事故は、2256件(平成18年は2767件)と、10年前の5倍近くになっています。
背景には2011年3月11日に発生した東日本大震災。特に、関東近県では、東日本大震災発生直後の帰宅困難者の発生により、自転車で通勤・通学する人が大幅に増えたことも 自転車関連事故件数増加の要因のひとつといわれています。その他にも、自転車の高機能化やエコ志向の高まりも挙げられます。
こういった自転車の事故で多額の損害賠償を請求されるケースも大変多くなっております。
関連記事:http://mainichi.jp/select/news/20140129k0000m040031000c.html【毎日新聞より】
関連記事:http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130713/waf13071312010019-n1.htm【産経ニュースより】
突然多額の賠償命令が出ても簡単に支払えるもではありません。
上記の関連記事にもありましたが賠償金を払えずに自己破産をする例も出ているようです。
皆様が乗っている自転車にこんな「TSマーク」というシールが貼ってありませんか?
これはその自転車が道路交通法令に定められた大きさ、構造、性能等の基準に適合した安全な普通自転車であることのしるしなのですが、実はこのシールには自転車保険が付帯されでいるのです。(詳しくは日本交通管理技術協会のHPをご参照ください)
TSマークについて → http://www.tmt.or.jp/safety/index2.html
TSマーク付帯保険について → http://www.tmt.or.jp/safety/index3.html
しかしながらこの保険では賠償責任の補償額は1,000から2,000万円となっており高額な賠償支払には対応が出来ません。
改めて自転車保険をご検討されてみては如何でしょうか?
事故が起これば、たとえ自転車であっても、加害者・被害者どちらにもなりえる乗り物です。
このように、よく考えれば自転車はかなり危険な乗り物であるということを踏まえながら、自転車マナーや自転車保険について考えて頂けたらと思います。
2014年1月29日
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