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過信しないで!自動ブレーキ

 2018年9月に公益財団法人「交通事故総合分析センター」が2016~17年に起きた、前方の車に後ろから追突するような事故を分析した結果、原因となった乗用車が自動ブレーキを搭載していたかを調べ、自動ブレーキ搭載車と未搭載車の比較を行いました。

 対象事故1万1990件のうち、搭載車が6031件、未搭載車が5959件で、これを10万台あたりの事故件数で比較すると、搭載車98.4件に対し未搭載車208.9件となり、搭載車の方が53%低くなるという結果になりました。

 また、国民生活センターが自動ブレーキ車を買った2000人にアンケートを行った結果、491人が想定外の挙動を経験し、122人が事故を起こしたということでした。

  更に、アメリカのアリゾナ州では自動運転の車が歩行者をはねて死亡事故になったケースや他車に追突するケース・フロリダでは路側帯に突っ込み死亡したケースもあります。

 自動運転の技術は日々進化しているものの、全面的に信用するにはまだまだ不安が残るということです。今現在の道路交通法では、事故の責任は運転者にあることになっています。特に追突事故に関しては、追突した車両がほぼ100%の過失になります。

 しかしながら、データでも示す通り追突事故は約半分は自動ブレーキでも防ぎきれないという事実もあります。絶対的な安全装置ではないということを自覚してください。自動車保険では、自動ブレーキの有無によって保険料が割安にもなりますが、過信は禁物ですよ!

2018年9月27日A-Shin.ねっと
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